「YOASOBIの曲は全部同じ」なんて、もう言わせない。
この記事では、「楽曲が全て似ている」と言われがちなYOASOBIの楽曲を、その曲調や雰囲気から分類していきます。
YOASOBIの曲調が同じに聴こえるのはなぜ?
YOASOBIファンでない人の中には「YOASOBIの楽曲は同じに聴こえる」という人も少なくありません。
もちろん、それぞれの楽曲には個性があり、違った良さがあります。しかし、多くの共通点があるために、一度聴いただけだと「あれ?似てない?」と感じてしまうのです。
そこでまずは、YOASOBIの楽曲が同じに聴こえる理由をいくつか挙げていきます。
理由①:コード進行
YOASOBIの楽曲の多くは、次のコード進行が使用されています。
IV→V→IIIm→VIm→IV→III→VIm→V→I
楽曲によって多少の変化はありますが、このコード進行が共通して使われているため、似ていると感じてしまうのです。
コード進行がわからない人向けに例えると、時間割が同じなのです。IVを「国語」、Vを「数学」といった風に置き換えて考えると、「私立YOASOBI高校」の時間割が、毎日大体同じということです。
「国語」の中でも授業内容が異なるため、同じ時間割でも個性は出ます。しかし、国語は国語。やはり「どれも同じじゃん」と感じてしまう人が出てしまうのです。
理由②:クリアなサウンド
YOASOBIの楽曲は共通して「音色がキレイ」です。ピアノ主体のクリアな音色がYOASOBIならではですよね。
ただ、キレイなサウンドは耳心地が良い反面、心理的な差別化が難しいです。そのため、どの楽曲を聴いても同じ感想を抱いてしまうことがあるのです。
YOASOBIの楽曲を曲調ごとにジャンル分け
しかし、YOASOBIファンにとって「YOASOBIの曲は全部一緒」という発言は信じ難いですよね。
そこでここからは、誰でもわかるYOASOBIの楽曲の違いを解説していきます!
YOASOBIの楽曲を分類すると?
YOASOBIのジャンルは一言で言うと「J-POP」ですが、より噛み砕いて「どんな雰囲気の曲?」かを体系的に知ることで、周りに勧める時などに説明しやすくなります。
筆者なりにYOASOBIの全楽曲を曲調ごとに分類してみると、次の5つに分類することができます。
- 夜に駆ける系
- 温かエモ系
- 爽快系
- 夜のバラード系
- 怪物系
一つずつ解説していきます!
ジャンル①:夜に駆ける系
「夜に駆ける系」の楽曲は、その名の通り『夜に駆ける』に似た魅力があります。
暗めの雰囲気で、ダンサブルでスピーディな曲調が特徴です。「夜好性」と聞いてイメージする曲はこのジャンルの曲ではないでしょうか。
夜に駆ける系の楽曲一覧
夜に駆ける
ハルジオン
大正浪漫
ジャンル②:温かエモ系
「温かエモ系」の楽曲は、夜よりも昼が似合いそうな、温かい気持ちになるようなエモさを持った楽曲です。
YOASOBIの楽曲はアップテンポなものが多いですが、このジャンルの楽曲はミドルテンポです。そのため他ジャンルよりも、ながら勉強やドライブのBGMに向いています。
温かエモ系の楽曲一覧
ハルカ
アンコール
もう少しだけ
もしも命が描けたら
ジャンル③:爽快系
「爽快系」の楽曲は、青空が似合うような、スカッと爽やかな曲調が特徴です。
基本的にアップテンポで明るい曲調なので、カラオケや学祭のダンスなどでも活躍します。
YOASOBIの中で最もポップなジャンルとも言えます。
爽快系の楽曲一覧
あの夢をなぞって
群青
三原色
ラブレター
ツバメ (feat. ミドリーズ)
ジャンル④:夜のバラード系
「夜のバラード系」の楽曲は、静かな夜が似合うような、落ち着いた曲調が特徴です。
YOASOBIの楽曲の中では比較的ゆったりとした曲調です。リスナーを疲れさせないためか、「THE BOOK」「THE BOOK 2」ではともに真ん中の5曲目に配置されています。
夜のバラード系の楽曲一覧
たぶん
優しい彗星
ジャンル⑤:怪物系
「怪物系」の楽曲は、YOASOBIの楽曲の中では異色のジャンルです。このジャンルに当てはまるのは現在『怪物』のみです。
YOASOBIの楽曲はピアノ主体のクリアなサウンドが特徴ですが、このジャンルは非常にノイジーで、ダークな側面が大きいです。
YOASOBIの楽曲の中で『怪物』が一番好きという人も多く、今の彼らを語るには欠かせないジャンルとなっています。
怪物系の楽曲一覧
怪物
おわりに
YOASOBIの楽曲には5ジャンルあり、それは
- 夜に駆ける系
- 温かエモ系
- 爽快系
- 夜のバラード系
- 怪物系
の5つだと説明しました。もちろんこれは筆者の勝手な解釈なので、自分なりに分析して別のジャンル分けをしてみても面白いかもしれません。
もし、「YOASOBIの曲なんてどれも同じ」と言ってくる人がいたら、この記事を見せつけてやってください。そして、そいつもYOASOBIファンにしてやりましょう!
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最後までご覧いただきありがとうございました!!