yama「the meaning of life」の収録曲の魅力を徹底解説!

コレキケ Artist
令和を代表するシンガーの1stアルバムを聴いてみよう

「yama」と言えば、2020年に自身初のオリジナル曲『春を告げる』の大ヒットによって一気に時代を代表するシンガーの仲間入りを果たしたミュージシャンです。

年齢や出身地、素顔などの情報を非公開にしており、その歌声だけで私たちを魅了しているのもイマドキな感じがしますね。

そんなyamaが、2021年9月に1stアルバム「the meaning of life」をリリースしました。しかし、それぞれの楽曲をどう楽しめばいいかわからない、という方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では「the meaning of life」の収録曲を全曲解説をつけて紹介していきます!yamaの楽曲を5割増で楽しんでいただけるように努めましたので、ぜひこれを読んでyamaの楽曲に一緒にハマりましょう!

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yama「the meaning of life」はどんなアルバム?

「the meaning of life」は2021年9月1日にリリースされたyamaの1stアルバムです。

このアルバムの収録曲には多くの作家やソングライターが参加しています。例えば、『春を告げる』を作詞作曲したくじらや、chelmico『OK, Cheers!』を作曲したESME MORIなど、人気のクリエイターが数多く参加しています。

11曲(THE FIRST TAKE Ver.を除く)のうち8曲がタイアップ曲であり、そこからもyamaの期待度の高さが伺えます。

そして、「the meaning of life」はその期待を大きく上回るクオリティの楽曲を提供していると言っても過言ではありません。

yama「the meaning of life」の収録曲を徹底解説

それでは、「the meaning of life」の収録曲を詳しくみていきます。全曲視聴可能ですので、一度聴いてみた上で読んでいただけるとその良さがより分かるかと思います。

1曲目『ランニングアウト』

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1曲目の『ランニングアウト』は、疾走感のあるロックナンバーです。

作詞、作曲はBCNOが担当しました。

イントロはギターサウンドが空間的に広く、両端でアコギがチャキチャキと鳴り、その間は高音域をカットしたエレキかき鳴らされています。中音域の豊かさや壮大さを感じつつも耳に残るこのイントロで既にyamaの凄さを実感しますね。

サビもキャッチーで、非常に耳に残ります。コード進行についても、王道進行や半音下降の進行が使われていたりと、日本人にとって耳が心地よい進行が使われています。

そして、歌詞に難しい言葉が使われていないこともポイントです。yamaのボーカルは日本語が聴き取りやすい印象があるのですが、この曲はそれだけでなく平易な言葉が多いため、より耳に入ってきやすいのです。

聴きまくるも良し、カラオケで歌うも良しのyamaのロックナンバーです。

2曲目『血流』

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サントリー「ZONeエナジー」CMソングに起用された楽曲。

『血流』はダンサブルなエレクトロポップです。

作詞作曲はESME MORIが担当しました。

イントロはなく、ボーカルとピアノから始まります。途中からクラップが入り、その後ドラムやギターが入りと、サビに向けて段々と豪華になっていきます。2番のAメロでは最近のトレンドでもあるトラップに使われるドラムが採用されていたりと、ダンス・ミュージックとしての意識が強い楽曲なのだと思います。

ダンス・ミュージックらしさはコード進行にも表れていて、全体を通してほとんど一貫しているのです。

コード進行は「IV→III→VIm」がベースに進んでいきます(要所要所で変化はあります)が、これは今流行りの「丸サ進行」のアレンジVer. と解釈できます。

この進行によって、イマドキ感、さらに言うと「yamaっぽさ」が出ているのだと思います。ちなみに、この進行はヨルシカの『月に吠える』でも登場します。

曲初めのAメロのフレーズと、サビのフレーズが似ているのもイケてるポイントです。似たフレーズを反復させることで、曲の統一感が出ると同時に耳に残りやすくなります。さらに言うと、『血流』だとサビの「グラついてた」はAメロより1オクターブ高い上に、音程の変化も大きいため、より盛り上がるフレーズに化けているのです。

ダンス・ミュージックらしさも、yamaっぽさも感じるポップソングです。

3曲目『麻痺』

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フジテレビ系ノイタミナ「2.43 清陰高校男子バレー部」オープニングテーマに起用された楽曲。

『麻痺』は、これから冒険に出かけるかのような、パワフルでカッコいいビッグバンド系の楽曲です。

作詞作曲はTOOBOEが担当しました。

疾走感がとにかく心地よい楽曲です。また、ホーンセクションの華やかなサウンドが疾走感に拍車をかけています。

この曲をハマった人にはぜひストレイテナーの『From Noon Till Dawn』も聴いてみてほしいです。「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」の主題歌です。

4曲目『カーテンコール』

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ABEMAドラマ「恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss or kiss~」主題歌に起用された楽曲。

『カーテンコール』はこのアルバムの中では一番ボカロ色が強い楽曲だと思います。

作詞作曲は南雲ゆうきが担当しました。

Aメロ、Bメロはクリーンなピアノがメインのサウンド構成で、サビではシンセがより彩りを豊かにしてくれます。全体的にキレイなサウンドが大きな割合を占めており、イマドキの音色だなあと感じます。

曲調もジャジーで、特にサビではクラブで流れるジャズのような、アダルティーな雰囲気が漂っています。

メロディラインは覚えやすく乗れるので、カラオケでも歌いやすい曲です。

5曲目『真っ白』

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ABEMAドラマ「恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~」主題歌に起用された楽曲。

『真っ白』は冬っぽさのあるバラード曲です。全体的に柔らかい雰囲気や都会的なムードを感じるオシャレ曲。

作詞作曲はTOOBOEが担当しました。

ややハスキーなyamaの歌声を楽しみたいなら、この曲を聴くのをオススメします。まず、この曲はボーカルを引き立たせるようなアレンジがなされており、yamaの歌声を堪能できるのです。さらに、メロディには裏声が多用されているため、yamaのハスキーで柔らかな歌声にしっとり酔いしれることができるのです。

6曲目『Sleepless Night』

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フジテレビ系月9ドラマ「ナイト・ドクター」オリジナルナンバーに起用された楽曲。

『Sleepless Night』は、感動的で壮大なバラード曲です。

作詞はくじら、作曲は田中隼人が担当しました。

端的に言うと、yamaの表現力が爆発しています。Aメロでは息多めの、儚げとも取れる歌声で魅せ、サビでは力強くも美しい、yamaならではの表現で魅せてくれます。

サビでのパワフルなバスドラムや低音域が豊かなサウンドも、私たちの背中を押してくれているかのような推進力があります。

7曲目『クローバー』

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関西テレビ「グータンヌーボ2」2021年1月クール主題歌に起用された楽曲。

『クローバー』は、オシャレだけどフックのある曲が好きな人にオススメの曲です。

作詞作曲はTOOBOEが担当しました。

イントロがめちゃくちゃキャッチーで今風でオシャレです。確かに「グータンヌーボ」っぽいですよね。曲調は明るいですが、明るすぎないというか、中性的な表情が垣間見えます。

この、モノトーンのファッションのように、どことなく無機質な風が「現代のオシャレ」なのかもしれません。

サビのメロディもフックがあってもう一度聴きたくなる魅力があります。調外の音の使用頻度が多い訳でも部分転調しているわけでもないのに、ここまで胸に残るメロディは天才的なセンスとしか言えません。

8曲目『一寸の赤』

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セブンイレブンオリジナルWEBアニメ「レインボーファインダー」#3 テーマソングに起用された楽曲。

『一寸の赤』は、清涼感に溢れたポップソングです。どこか平成味を感じる、温かくノスタルジックなアレンジに仕上がっています。

作詞作曲はにおが担当しました。

サウンドを楽しむというより、yamaの表現豊かな歌声に酔いしれることのできる楽曲です。

歌詞は「自分をそばで支えてくれた存在をふと思い出す」という内容で、失恋や卒業や引っ越しなど、これまでの自分自身の人生と重なる部分も多いと思います。

個人的に、サビで使われるオルガンの音色が特に好きです。この曲のテーマでもある「夕日」のように、温かく包み込んでくれるような優しさがあります。

9曲目『名前のない日々へ』

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セブンイレブンオリジナルWEBアニメ「レインボーファインダー」#2 テーマソングに起用された楽曲。

2000年代のJ-POP感を彷彿とさせるような、優しい冬曲です。

作詞作曲は南雲ゆうきが担当しました。

Aメロはまるで冬の寒さを感じるような感傷的な雰囲気があります。ベースがオシャレなのでぜひイヤホンで聴いて欲しいです。

そこからサビで転調し、一気に雪景色のような美しい世界観に変わります。

このサビがとにかくエモいです。要所要所で入る三連符がいいアクセントになっていて、感情を揺さぶられます。コード進行も目まぐるしく変化したり、ベースが滑らかに下降する進行が多く使われていたりと、情緒的な要素が多く散りばめられています。

サウンドはいい意味で「平成感」の感じるものが多いです。安心感や温かさがありますね。

10曲目『希望論』

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『希望論』はイマドキのサウンドが盛り込まれた楽曲です。

作詞作曲はADAが担当しました。

この楽曲はサウンドの数が多く、何度聴いても新しい発見があって飽きません。エレクトロニック・ピアノやゲーム音楽のようなシンセ、スラップベースやDJスクラッチなどなど、音に遊びゴコロがあって楽しいです。

11曲目『天色』

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『天色』はTHE FIRST TAKE Ver.のボーナストラックを除くと最後の曲です。ラストにふさわしい、壮大で美しいバラード曲です。

作詞はBCNO、作曲はyamaとBCNOが担当しました。

「yamaといえばイマドキのサウンドを使った乗れる曲」というイメージを抱いている方も多いかもしれません。しかし、この曲は逆に「定番のJ-POP」と言っても差し支えないほど聴きやすい楽曲です。

イントロ、Aメロは静かに始まります。音を大胆にカットすることでエモさと余白を私たちに与えてくれます。サビに入ると急に視界がパッと開けるように、壮大で情緒的なサウンドが広がります。

ラストもその壮大な雰囲気のままフィナーレを迎えます。思わずスタンディングオベーションしたくなるほど素敵な楽曲です。

12曲目『春を告げる – From THE FIRST TAKE』

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こちらはyamaを時代を代表するシンガーに押し上げた大ヒット曲の『春を告げる』のTHE FIRST TAKE Ver.です。

作詞作曲はくじらが担当しました。

13曲目『真っ白 – From THE FIRST TAKE』

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こちらは5曲目『真っ白』のTHE FIRST TAKE Ver.です。ピアノアレンジの『真っ白』もオシャレでいいですね。

14曲目『a.m.3:21 – From THE FIRST TAKE』

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こちらは『a.m.3:21』のTHE FIRST TAKE Ver.です。

作詞作曲はくじらが担当しました。

おわりに

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最後までご覧いただきありがとうございました!!

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