夜好性アーティストを、もっと深堀り
この記事では夜好性アーティスト3組、さらに次世代の夜好性アーティストについて紹介していきます。
夜好性とは?
「夜好性」とは、「YOASOBI」「ヨルシカ」「ずっと真夜中でいいのに。」の3組のファンのことを指します。
3組とも「夜」を連想する単語が入っているため、このように呼ばれています。
夜好性アーティストの特徴
この3組は、YouTubeやSNSを通して、今若者のハートを鷲掴みにしています。
そんな夜好性アーティストの特徴は何があるのか、解説していきます。
YOASOBI の特徴
YOASOBIは、2019年10月1日に結成した、Ayase(コンポーザー)とikura(ボーカル)による男女2人組のユニットです。
最大の特徴は、「小説を音楽にしている」点。YOASOBIの楽曲は原作となる小説があり、歌詞や曲調はその原作小説とリンクしています。
また、他の2組と違い、YOASOBIは顔出しをしています。そのため、テレビ番組・ラジオに出演したり「THE FIRST TAKE」に出演したりと、積極的にメディア露出を行なっています。
ヨルシカ の特徴
ヨルシカは、2017年に結成した、n-bura(コンポーザー)とsuis(ボーカル)による男女2人組のロックバンドです。
「作者が作品より前に出ないようにしたい」という思いから、顔出しやプロフィールの公開はされていません。
自身のフルアルバムはn-buraが描く物語を軸に作成された、コンセプチュアルな作品となっています。
さらに最近では、『又三郎』は宮沢賢治の小説「風の又三郎」をモチーフに、『月に吠える』は萩原朔太郎の詩集「月に吠える」をモチーフに制作されるなど、「文学作品のオマージュ」というアプローチで楽曲が制作されています。
ずっと真夜中でいいのに。の特徴
ずっと真夜中でいいのに。は、2018年6月4日にボーカルのACAねを中心に結成された音楽ユニットです。通称「ずとまよ」です。
ACAね以外のメンバーは曲ごと、ライブごとに変わる、流動的な体制となっています。
顔出しはしておらず、ライブでも照明などで姿が見えにくくなっています。
顔出しをしていない代わりに、名物キャラクターがいます。それは「うにぐりくん」です。「うにぐりくん」はMVで必ずと言っていいほど登場するハリネズミで、グッズ展開もされるほどの人気を獲得しています。
夜好性アーティストの特徴まとめ
以上をまとめると、YOASOBI、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。の特徴は次のようになります。
次世代の「夜好性」アーティスト7選
YOASOBI、ヨルシカ、ずとまよ以外にも、「夜好性が絶対ハマる」アーティストがたくさんいます。
そこでここからは、そんな「夜好性アーティスト第2世代」の中から厳選して7組紹介します!
美波
美波は、2019年にメジャーデビューしたシンガーソングライターです。
ファンとの交流も盛んにしており、距離感を大切にしているアーティストです。ライブ以外では顔を出していません。
美波のオススメ曲『カワキヲアメク』
美波のメジャーデビュー曲。
少しハスキーがかった歌声とドライめなバンドサウンドに哀愁を感じます。
すいそうぐらし
歌い手として活動していたEyeと、ボカロP s-numが2020年12月23日に結成したネットアーティストプロジェクト、すいそうぐらし。
2021年12月26日リリースの『不在着信、雨フラス。』はMV公開後1週間で40万回再生されるなど、今大注目のアーティストです。
すいそうぐらしのオススメ曲『それでも好きだよ。』
すいそうぐらしの2ndシングル曲。
すいそうぐらしの斬新なところは、1番のサビからまるでラスサビのように転調するところ。
その独特な高揚感や、清涼感のある雰囲気をぜひ感じてください。
月詠み
月詠みは、2020年10月にボカロP ユリイ・カノンを中心に結成された音楽プロジェクトです。ギター担当エポック、ベース担当とうかさが主要メンバーとして参加しています。「つくよみ」と呼びます。
2021年12月には自身初のワンマンライブを成功させるなど、今後の活躍がますます期待されるアーティストです。
月詠みのオススメ曲『夜に藍』
1stミニアルバム「欠けた心象、世のよすが」に収録された楽曲。
リズミカルで爽やかなサウンドに、儚さと希望が込められた歌詞を乗せて走り抜ける楽曲です。
yama
yamaは歌い手として活動した後、2020年4月17日に『春を告げる』をリリースし、メジャーシーンで活動を開始したアーティストです。
顔はもちろん、プロフィールはほとんど全て非公開なのも特徴。「THE FIRST TAKE」では仮面をつけて参加しています。
yamaのオススメ曲『春を告げる』
自身初のオリジナル楽曲であり、ストリーミング累計再生回数1億回を突破したヒット曲。
クセになるシンセサイザーの音色やジャジーな曲調、中性的で透き通った歌声が全てマッチした楽曲です。
さユり
さユりは2015年にメジャーデビューを果たした女性シンガーソングライターです。
10~20代を中心に高い人気を得ており、キャッチコピーは「酸欠少女さユり」だそう。
さユりのオススメ曲『ミカヅキ』
テレビアニメ「乱歩奇譚 Game of Laplace」のエンディングテーマに起用された楽曲。
一度聴いたら耳から離れない、特徴的な歌声で力強く歌い上げた楽曲です。
タイトルの通り、「夜っぽいブルーな雰囲気」が好きな方はぜひ聴いてみてください。
三月のパンタシア
三月のパンタシアは、ボーカルのみあを中心に結成された音楽ユニットです。楽曲制作はボーカルのみあが書き下ろした小説を軸にされています。
2016年にメジャーデビューを果たし、現在も精力的に活動しています。
三月のパンタシアのオススメ曲『パステルレイン』
2ndアルバム「ガールズブルー・ハッピーサッド」に収録されている楽曲。
軽快なピアノ主体のサウンドや、ボーカルみあの純粋で透き通った歌声が印象的な、聴くだけでテンションが上がる楽曲です。
2サビ後の間奏で7/8拍子に変化させるなど、随所で遊びゴコロが見られます。
水彩猫
水彩猫はコンポーザー teaとボーカル ねんねによる音楽ユニットです。「みずねこ」と呼びます。
2019年12月13日にYouTubeに『ロスト』を公開し、活動を開始しました。2022年1月では計3曲を公開しています。
水彩猫のオススメ曲『ロスト』
思わず涙がほろりと落ちてしまうような、儚くも美しいバラード曲です。
歌声、歌詞、サウンドの全てに、まるで身体に浸透していくような透明感があり、一瞬でその世界観に包み込まれます。
バラード曲が好きな人は一度聴いてみることをオススメします。
おわりに
いかがでしたか?夜好性アーティストをもっと好きになっていただけたら幸いです。
こちらで紹介した以外にも「次世代夜好性アーティスト」はたくさんいますので、自分のお気に入りを探してみても楽しいですよ!
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最後までご覧いただきありがとうございました!!